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丸子エリアを歩く! 土木女子におすすめのトンネルと旧東海道コース 【動画あり】

東海道五十三次の宿場町、鞠子(丸子)宿と岡部宿の間をつなぐウォーキングコース。明治時代に開通したトンネルや、伝統工法による家並みが美しい宇津ノ谷集落など、風情漂うエリア。

◆このコースの歩行時間=約55分

1.起樹天満宮・長源寺

日本紅茶発祥の地

明治時代、日本の近代茶業の先駆者-多田元吉は中国・スリランカ・インドを命がけで旅し、紅茶の製造技術や種子を持ち帰った。その後隆盛を極めた日本産紅茶も次第に衰退し忘れられていった。現在この歴史ロマンあふれる丸子紅茶が再生産され、その成分・味・香りなどの秀逸さで注目を集めている。多田の石碑は起樹天満宮に、墓は隣の長源寺にある。


↓ 徒歩25分

2.道の駅「宇津ノ谷峠」

宿場町をイメージした館内には、物産館、情報館がある。
物産館では、お食事、お土産のほか地元農家が自家製漬物などを販売。無料のWi-Fiや電気自動車用急速充電器も完備している。情報館では、観光・道路情報が得られる。

宇津ノ谷地区は、明治、大正、昭和、平成と4つの時代のトンネルが現役で活躍している全国で唯一の場所。蔦の細道や旧東海道と併せ、道路の歴史や土木遺産を学ぶことのできる「道のエコミュージアム」となっている。情報館で、観光情報を確認してルートを選択、宇津ノ谷地区を散策してみよう。


↓ 徒歩10分

3.宇津ノ谷集落

歴史情緒あふれる街並み

風情ある石畳の道が続く宇津ノ谷地区。市は平成20年10月に「景観計画重点地区」に指定。街道の面影を残すまちなみの保存に取り組んでいる。また、宇津ノ谷集落の道を含む峠越の道路が国の史跡に指定されている。建物は明治以降のものが多く、江戸時代の東海道の様子とは違っているが、伝統的な工法で建てられた家並みが美しく、各戸につけられた「屋号」の看板がより情緒的な景観を盛り上げている。


交通アクセス/JR静岡駅からしずてつジャストラインバス中部国道線「藤枝駅方面行」にて「宇津の谷入口」下車、徒歩約10分

↓ 徒歩3分

4.お羽織屋


宇津ノ谷にある石川家は、天正18(1590)年に豊臣秀吉が北条征伐の帰途に立ち寄り、羽織を与えたことから、『お羽織屋』と呼ばれはじめた。後に徳川家康も訪れ、記念に茶碗を残した。羽織は、市の文化財に指定されており、見学も可能。

↓ 徒歩1分

5.慶龍寺

道中のお守りに「十団子」

平安時代、地蔵菩薩が鬼を十粒の玉にして飲み込み退治した。これ以後、里人は数珠の形に小玉団子をこしらえ、災難除けのおまじないとした・・・・・・これが十団子のはじまりといわれている。現在は魔よけのお守りとして、宇津ノ谷の家々の玄関先に吊るされている(十団子は毎年8月の縁日で販売)。


TEL

054-259-1309

住所/静岡市駿河区宇津ノ谷279-1
交通アクセス/JR静岡駅からしずてつジャストラインバス中部国道線「藤枝駅方面行」にて「宇津の谷入口」下車、徒歩約10分

↓ 徒歩15分

6.明治のトンネル

文明開化の風が吹き抜ける

東海道の難所であった宇津ノ谷峠に、日本初の有料トンネルとして開通。明治9(1876)年に開通したため、「明治のトンネル」と呼ばれている。赤レンガの内壁とランプがレトロな雰囲気。昭和初期に新たにトンネルが整備されたため、人通りも少なくなり、次第に水たまりができるなど荒れていたところを市で保存整備。国の登録文化財にも指定された。宇津ノ谷峠には他にも、「大正のトンネル」「昭和のトンネル」「平成のトンネル」と呼ばれる歴史的価値のあるトンネルが合わせて4つあり、すべてが交通の要所として現在もその役割を果たしている。

ここからは、明治のトンネルの見どころについて“静岡ドボジョ”がご紹介。
静岡ドボジョとは、静岡で働く女性土木職員のこと。建築技術や構造の豆知識をチェック!

私たち“ドボジョ”が案内します。トンネル内の散策は、懐中電灯があると発見があるかもしれません。歩きやすい靴で来てくださいね。


豆知識「トンネルは上り坂?」

トンネル工事では、トンネル内に水が溜まらないよう上に向かって掘り進める工夫が。明治のトンネルは、両側から掘ったので中央が高くなっている。入口からしゃがんで中を見ると、上り坂になっているのがわかる!

豆知識「壁をライトで照らしてみると・・・」

レンガは、一般的に黒い色のものが丈夫だといわれている。レンガの色や積み方にも注目。ところどころに見える明るい色のレンガは、平成8年に行った工事の跡。明治時代の姿を残すために鉄のボルトを打ったり補強材を注入したりし、それが目立たないように工夫されている。

豆知識「力を支えるアーチ構造」

トンネルの上部は「アーチ構造」。力を支えるのに効果的な構造で、ダムや橋でも使われている。最上部にはアーチを支えるくさびとなる要石(かなめいし)がはめ込まれている。

豆知識「トンネルの入り口には標識が」

国の登録文化財の標識がトンネルの入り口にある。静岡市側、藤枝市側、両方にあるので探してみよう。

登録有形文化財標識(静岡市側)

登録有形文化標識(藤枝市側)


*静岡ドボジョが明治のトンネルを紹介するパンフレット、「しずみち散歩 宇津ノ谷峠明治のトンネル編」。これを見ながら歩くと、新しい発見があるかも。

◆しずみち散歩ホームページ

http://www.city.shizuoka.jp/485_000024.html

【配布場所】
・道の駅宇津ノ谷峠 情報館
・駿府匠宿
・静岡駅観光案内所
・静岡市 各区役所市政情報コーナー
     生涯学習交流館
                  など

◆交通アクセス/JR静岡駅からしずてつジャストラインバス中部国道線「藤枝駅方面行」にて「宇津の谷入口」下車、徒歩約20分

ゴール!

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