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温泉の「泉質」について

環境省の定める療養泉の種類は全部で10種類。 そのうち、静岡県内にある療養泉は、下記の①~⑥となります。 温泉の泉質は、温泉に含まれている化学成分の種類とその含有量によって変わります。温度、液性(ph)、色、匂い、肌触りなど、その特徴もさまざまです。温泉が療養泉の基準に満たない場合は泉質名はありません。泉質の特徴について知っておくと、泉質で訪れる温泉地を選んだり、作用から選んだりと、また新たな温泉の楽しみが広がります。

①単純温泉

外見特徴

無色、透明

基準

温泉水1kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg未満で、湧出時の泉温が25℃以上のもの

特長と作用

刺激の少ない柔らかな温泉。
【浴用】自律神経不安定症、不眠症、うつ状態

②アルカリ性単純温泉

外見特徴

無色、透明

基準

①の「単純温泉」で、かつ、pH8.5以上のもの

特長と作用

刺激の少ない柔らかな湯で、ぬるぬるした感触が特長
【浴用】自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
【飲用】胃腸病

③塩化物泉

外見特徴

無色、透明

基準

温泉水1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が塩化物イオンのもの。塩辛く海水に似ている

特長と作用

入浴により塩分が付着し、汗の蒸発を妨げるため保湿効果が高く「暖まりの湯」とも言われる
【浴用】きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
【飲用】萎縮性胃炎、便秘

④炭酸水素塩泉

外見特徴

無色、透明

基準

温泉水1kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのもの

特長と作用

ぬるぬるした湯の感触と、入浴後の清涼感が特徴。皮膚の表面を軟化させ、脂肪分や分泌物を乳化させる「美人の湯」とも言われる
【浴用】きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
【飲用】胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)

⑤硫酸塩泉

外見特徴

無色、透明

基準

温泉水1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が硫酸イオンのもの

特長と作用

陽イオンの主成分により「ナトリウム-硫酸塩泉」「カルシウム-硫酸塩泉」「マグネシウム-硫酸塩泉」などに分類される。
【浴用】きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
【飲用】胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

⑥硫黄泉

外見特徴

白濁または微黄色

基準

温泉水1kg中に総硫黄が2mg以上含まれているもの

特長と作用

硫黄型と硫化水素型に分類され、日本では比較的多い泉質です。タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いは、硫化水素によるもの
【浴用】アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害が加わる)
【飲用】耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症

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