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虫歯はうつるって本当?虫歯知らずの子育て法

子どもの歯についての悩みやギモンに答える企画。第1弾は、「虫歯はうつるって本当?」をテーマに子どもの虫歯のヒミツや予防策について、ふじみ歯ならびクリニック院長の高橋先生にお聞きしました。

虫歯は予防できる!

産まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌はいません。

口の中に虫歯菌がたくさんいると、治した歯がまた虫歯になったり、健康な歯に新しい虫歯ができてしまいます。虫歯菌は砂糖をエサにして、歯の表面にくっつくためのネバネバを出したり、酸を出して、歯を溶かしていきます。これが虫歯の原因です。

虫歯予防のお助けアイテム「キシリトール」

虫歯菌の感染を防ぐために大切なことは、歯のクリーニングを定期的にうける、お子さんとお箸やスプーンを共有しない、砂糖が入った食べ物や飲み物を控える、といったことです。虫歯菌はほとんどが家族からうつると言えます。でも3つの大切なことをキッチリ守るのは難しいことだと思います。

そこで登場するのが「キシリトール」です。キシリトールは白樺の木から作られる天然素材で、甘いのですが、虫歯菌はキシリトールをエサにできないので、虫歯の原因である酸を作ることができません。エサがなくなると虫歯菌自体の数が減ってきます。さらに歯の表面にくっつくためのネバネバも作られなくなるので歯磨きで落としやすくなります。キシリトールを1日5〜10グラムを3回以上のペースで3カ月以上食べ続けると、虫歯予防の効果が出てきます。キシリトールは食品なので、いくら食べても大丈夫です。よく言われるキシリトールを食べ過ぎるとお腹がゆるくなるというのは必ずしも当てはまらない、という研究結果も出ています。

妊娠中にキシリトールをとると、お子さんの虫歯予防に

お子さんが産まれる前、妊娠中のお母さんがキシリトールをとると、お子さんへの虫歯菌の感染を防げたり、感染の時期を遅らせることができたという研究結果があります。いろいろと忙しいお母さんにもキシリトールはうってうつけなんです。100%のキシリトールガムは歯医者さんでしか売っていません。お店で買う場合は裏のラベルを見て糖類0gであること、炭水化物とキシリトールの量が近いものを選びましょう。
もちろんお子さんが産まれてからでも、大人の方でも、キシリトールは有効です。
虫歯菌のエサである砂糖が口の中に入ってくる頻度が多ければ、虫歯になりやすいので、できるだけ入ってくる砂糖を減らすことは重要です。でもなかなか減らせない〜というのが実際のところだと思います。そんなときにもキシリトールがおすすめです。

普段口が開いている子は虫歯にもなりやすい!?

虫歯予防には、自然と出てくる「つば(唾液)」も非常に大切な役割を担っています。「つば」が歯の表面を覆っていれば、虫歯菌から歯を守ってくれます。しかし、口で呼吸していたり、口がポカンと開いていると大切な「つば」が乾燥してしまい、虫歯になる危険性があがってしまいます。歯並びの問題や健康の問題はもちろん(※1)、虫歯の予防のためにも、口呼吸の習慣を鼻呼吸の習慣に変えることは非常に大切なことなんです。

【ご家庭でこんなことに気をつけてみましょう!】
・赤ちゃんの口が開いていたら、指で上下の唇を軽くつまんであげましょう。
・ごはんをもぐもぐする時も、唇を閉じて食べられるようにしましょう。
・食事中、飲み物で流し込む食べ方はよくないですよ。
・ストローで飲むときは、飲み口を舌の上までもっていかず、唇と前歯の間でくわえるようにしましょう。
・コップを使って飲むと口の周りの筋肉を正しく鍛えることができますよ。
・食事の時は、足がブラブラしない姿勢で食べましょう。足が地面についていないと首の位置がグラグラして定まらず、噛む筋肉がうまく働かないと言われています。イスの高さが高くてブラブラしてしまう時は、新聞か雑誌の束を置いてみましょう。
・仰向けに寝ましょう。うつぶせや横向き寝はあごに余計な力がかかって歯並びやあごの成長が悪くなってしまいます。

何気ない普段の行動を変えるだけでも鼻呼吸の習慣がつき、虫歯予防にも、健康にもなることができるかもしれません。できる範囲でやってみてくださいね!

(※1)口呼吸が歯ならびや健康に与える影響についてはこの後の見出しで詳しくお伝えしています。

(注釈)今回のキシリトールに関する内容は「ラクに楽しく!マイナス1歳からはじめるむし歯予防」という本を参考にしています。

答えてくれたのはこの人

Profile:ふじみ歯ならびクリニック 高橋 一人 院長

私は、虫歯も、悪い歯ならびも、あらゆる病気も、未然に防ぐことができる世界を作るための健康教育を広めることを一番に考えています。ふじみ歯ならびクリニックでは「呼吸の習慣を変えて、健康な歯ならびを手に入れましょう!」ということに真剣に取り組んでいます。呼吸の問題は歯並びの問題を起こすだけでなく、将来の健康にも悪い影響を与え ます。まだまだ知られていない将来の健康のための情報をより多くの方々に発信できればと思っております。

呼吸の仕方は歯ならびに影響する

呼吸には「鼻呼吸」と「口呼吸」の2種類がある。正しい呼吸は「鼻呼吸」の方。生まれたばかりの赤ちゃんは、鼻呼吸をしている。それが生活習慣次第で口呼吸になってしまうことがある。鼻で呼吸をしていると、外から入ってくる空気を加温・加湿して肺に送り、鼻の粘膜でホコリやバイ菌を捉えることができる。しかし、口呼吸をしていると、ホコリやバイ菌をそのまま肺に送り込み、酸素の取り込み方も非常に非効率に。体が酸欠状態に陥りやすくなる。呼吸の問題は、全身の健康や睡眠、アレルギー、性格、学習、スポーツなどさまざまなことに影響を及ぼす可能性があると考えられている。

呼吸の仕方が悪いと、唇やほほ、舌といった口の周りの筋肉バランスが崩れてしまう。そうすることで、歯が正しくない方向へ押され、歯ならびが悪くなってしまう。歯ならびが悪いと、虫歯にもなりやすくなるのだ。

「ふじみ歯ならびクリニック」はこんなところ

呼吸の問題を解決することが、歯ならび改善へとつながることも。

「ふじみ歯ならびクリニック」では、正しい呼吸方法を指導していくことで、歯ならび改善へと導く治療のお手伝いをしている。相談は無料。治療を始めるかどうかは、この時点で判断すればいいとのこと。

下記の項目に1つでも当てはまるお子さんは要注意!

□うつ伏せで寝る
□よく何か(おもちゃ、指など)を口に入れている
□食べる時に一緒によく飲み物を飲む
□いびきをかく
□起きるとのどが渇いている
□よく鼻水がでる
□かむ時にくちゃくちゃ音がする
□顔が細長く、あごが小さい
□よくぼーっとしている

歯医者さんに来なくても、ご家庭で虫歯も悪い歯ならびも予防できるのが一 番なんです。ふじみ歯ならびクリニックでは、まずは生活習慣や呼吸の習慣を変えるためのトレーニングをします。私はその専属トレーナーという感じです。

>>次回のテーマは「おしゃぶりは歯ならびに影響するの?」です。お楽しみに。

【取材協力】
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tel:054-269-5691
住所:静岡市駿河区池田79-1 イーダッシュ東静岡1F
診療時間:10:00〜13:00、14:00〜18:00
休診:水曜・第3木曜 ※その他不定休あり
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第2回 おしゃぶりは歯ならびに影響するの?~年齢別おしゃぶりの影響~

http://machipo.jp/column/27

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