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【外国人の静岡観光レポート】「おおさわ縁側カフェ」は、人と人との関わり、まさに縁側がつなぐ“縁”でした

静岡市葵区、山と茶畑に囲まれた小さな集落「大沢(おおさわ)」。ここは、香り高い銘茶を生み出すお茶の名産地です。大沢のお茶を多くの人に知ってもらいたいというきっかけで、毎月第2・第4日曜日に大沢のいくつかの民家が「おおさわ縁側カフェ」というイベントを行っています。自宅の縁側を開放し、訪れたお客さんへ美味しいお茶とお茶請けを提供している縁側カフェへ行ってきました!

私が取材しました!

NGUYEN TRAN THANH QUANG(グエン チャン タイン クアン)さん
ベトナム出身。静岡大学工学部の2年生。コーヒーやカフェが大好き。


大沢は、霧深い山と茶畑に囲まれた小さな集落

おおさわ縁側カフェでは、大沢地区の24軒それぞれのお宅でお茶やお茶請けが出されました。カフェのメニューは、各家庭で作られたお茶と手作りのお茶請けです。お茶請けというと、甘い和菓子が一般的ですが、ここでは違っていました。


まず1軒目に訪れたお宅では、カボチャと餅で作った饅頭、キュウリの漬物、とろとろの冬瓜と肉を煮たスープでした。日本の家庭料理がたくさん提供され、しかも、季節ごとにメニューが変わるそうです。


自然に会話が始まる、おおさわ縁側カフェ

普通のカフェでは、お客さんごとに会話をしますが、縁側カフェは違います。もてなす側のお宅の人とお客さん、お客さんと別のグループのお客さんの間でも交流が生まれていました。大沢のお年寄りの中には、お客さんとの会話を楽しみにしている人もいて、座ってお茶をしていると「どこから来たの?」という風に、自然に会話が始まっていました。
外国人の私たちも大沢の人とのコミュニケーションを通じて、とてもほっこりと癒されました。また、同じお客さん同士で笑顔を合わせるようになり、気づけば仲良くなっていました。
「やっぱり、“縁”だね。人と人との関わりがつながったね。まさに縁側がお客さん同士の“縁”を取り持っているのですね。」と思いました。


もちろんお茶だって違います!

大沢のある静岡県は、日本でも有名なお茶の産地です。また大沢では、それぞれの家庭が茶畑を持っているので、カフェで提供されるお茶は各家庭のお手製でもあります。
2軒目にお伺いしたお宅では、温かい煎茶と冷たい紅茶をいただきました。紅茶の香りは、飲んでみると喉に非常にいい匂いが残りました。お茶請けのパリパリの皮の饅頭を食べて、すごくいい気持ちになりました。霧で囲まれる景色をのんびり見ていると「ウワ~、なんていい気持ちなんだ」とさらに思いました。


山の上なので涼しいし、蝉や鳥の鳴き声がすぐそばで聞こえました。車などの雑音が全然聞こえなくて、穏やかな気持ちで過ごしながら、煎茶の香りと味わいに落ち着きました。


日本の「ふるさと」大沢へ

日本の農村文化に触れたいと思っても、知り合いがいなければなかなか実現することはできません。しかし「おおさわ縁側カフェ」では、人、文化、食を心ゆくまで体験することができます。
都会からちょっと足を伸ばし、美味しい田舎料理とお茶とやさしい人々の待つ、日本の「ふるさと」に遊びに行ってみませんか?

information
●体験名/おおさわ縁側カフェ
●所在地/静岡市葵区大沢
●日時等/第2・第4日曜 10:00~15:00頃(11~3月は14:00頃まで)
●料金/お休み料1軒300円
●予約方法/予約不要。電話054-292-2656(内野昌樹)
●HP/http://tsunagari-osawa.com/