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2016年11月01日

ほのかな甘みともっちり食感。米粉を使ったベーカリー「百姓のパン工房」

パンの材料は小麦粉が一般的だが、最近では米粉を使ったパンも多く登場している。富士宮市淀師にある「百姓のパン工房」も、そんな米粉パンの専門店。富士宮市で作られたお米で作る地産地消のパンは、そのモチモチした食感が特徴だ。

富士宮産のお米が、香ばしいパンになった。

「百姓のパン工房」という、いっぷう変わった店名のベーカリー。
こちらのパンは小麦粉を一切使わず、米粉を使うのが特徴。
素材となるお米は、篠原店長のお父さんが富士宮市内で生産しているそう。
なるほど、お父さんが農家の方=お百姓さんというわけだ。


米粉で作るパンは、小麦粉のパンに比べて弾力のある食感が特徴。
かむほどにもっちりとした歯ごたえがあり、お米のほのかな甘みが広がる。
お米は農薬を使わずに栽培しているとのことで、その点も安心。

パンのバリエーションも豊富。
カレーパンやメンチカツバーガーといった総菜パンにメロンパンやクリームパンなどの甘いパン、
くるみパン、フランスパンなどの食事パンまで。どれにしようか迷ってしまう。


篠原店長に、「米粉の特徴がいちばん感じられるパンは?」とたずねると
迷わず食パンをすすめてくれた。半斤 ¥300。
シンプルであるがゆえに、素材の味ともっちりした弾力感がいきる。


こちらも人気「米粉のコッペパン」。プレーン、いちごジャム、ピーナツバターの3種類。
いちごジャムは、近くの農家さんのいちごを使って篠原店長が手作りしている。
ピーナツバターは、ふわふわ軽いクリームにピーナツの粒つぶ食感が残っておいしい。
かむほどにモチモチとするパン生地との相性は抜群。


ベーコンとブラックペッパーが入った「稲穂パン」¥250。
この形状のパンは、通常は「エピ」という名前がついている。
が、エピとは「麦の穂」という意味。
小麦粉ではなく米粉のパンなら、麦ではなく稲だろうというネーミングが楽しい。


見た目はまるでさつまいも!の、「焼きいもパン」¥120。
さつまいものあんがぎっしり、ホクホク・もちもち。

パンの種類は、食パン、惣菜パン、菓子パンなどをあわせて50種類以上。
毎日午前3時から丁寧に仕込み、お昼時には約40種類が並ぶ。

店内にはテーブルが2つありイートインも可能。
テーブルでパンを食べている間に地元のお客さんが入れ替わりでやってきて、
ファンが多いことが見てとれる。
ひとつひとつ手作りのパンには、
お米のほのかな甘みとともに店主の愛情も込められている。

百姓のパン工房(ひゃくしょうのぱんこうぼう)

TEL 0544-29-7878
10:00~18:00(売り切れ次第終了)
木曜休み
富士宮市淀師1506-7
駐車場あり

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