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2016年11月16日

織田信長と、富士宮市の関係とは!? イチョウ色づく旧芝川町の一大イベント「信長公黄葉(こうよう)まつり」

2016年11月13日、「信長公 黄葉(こうよう)まつり」が、旧芝川町の富士山西山本門寺にて開催されました。実は昨年まで4年連続で雨に泣かされたというこのお祭り。17回目となる今年は、雲ひとつない秋晴れに恵まれ、大勢の来場者で賑わいを見せました。

「信長公 黄葉まつり」の舞台は、2010年(平成22年)に富士宮市と合併した旧芝川町エリア。まず始めに思い浮かぶのが、なぜ富士宮で信長なのか?という疑問。実は、西山本門寺境内にあるヒイラギの根元に、織田信長の首が埋葬されているという伝説が由来なのだそうです。

会場運営をされていた芝川商工会の小沢裕介さんによりますと、作家の安部龍太郎が『歴史街道』でこの伝説を紹介したところ大きな反響があり、ならば町としてもきちんとイベントを行なおうということで始まったのです」とのことでした。


お寺の本堂の裏手、池の上にあるヒイラギが立ち、その下に織田信長の首塚がある

旧芝川町内で一番大きなお祭りとあって、境内では野点のほか和太鼓演奏、日本刀の鍛錬の実演、クライマックスの火縄銃演武などが行われ終始賑やか。


なかなか見られない刀鍛冶の実演。熱した刃を・・・・・・


打って、打って、打つ!

その賑やかな会場に色を添えるのが、参道の両脇を埋める“楽市楽食エリア”の出店の数々。48店舗ある出店のうち、約8割が地元の個人や団体による出店とのことで、富士宮市からは富士金華豚サンドや富士山肉巻きおにぎりなど、地元食材を使ったご当地グルメが来場者のお腹を満たしていました。


銘柄豚肉「金華豚(きんかとん)」を使ったご当地の味。食べ歩きにもぴったり。

特筆すべきは、このイベントを影で支えている、芝川中学生の皆さんの存在です。およそ100名の生徒たちがボランティアとしてお祭りに参加。案内チラシを配ったり、見どころの説明をしたり、飲食ブースで出たゴミの回収と大活躍していました。


イベントが大きくなると、地域との繋がりが見えづらくなる傾向にあって、このような形で子供たちがお祭りに関わることは、単にイベント運営をスムーズにするという意味だけではなく、自分たちの住む町の歴史文化を自分たちで育んでいくという意識を持ってもらう上でも重要だと感じさせるお祭りでした。

平成28年 第17回信長公黄葉まつり 11月13日

関連URL

http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/kankou/llti2b0000001916.html


武者行列に参加する武将のみなさん。衣装がよくお似合いです。

関連URL

富士宮市と芝川町と合併協議会

http://www.gappei-archive.soumu.go.jp/db/22sizu/0096fuji/index.html

芝川商工会 (第17回)信長公黄葉まつり

http://shibasyo.com/wordpress/

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