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2017年02月16日

水の恵みにありがとう。【富士山水まつり】で、水のまち富士宮の豊かさを実感

8月1日は「水の日」。水の恵みの豊かさや大切さを知るために設けられました。富士山の地下水の恩恵がいたるところにあふれている富士宮市は、まさに水のまち。その恵みを実感し感謝することを目的として、「水の日」前日の7月31日に、第1回となる「富士山水まつり」が開催されました。

水にまつわるおいしい、楽しい、面白いが神田川ふれあい広場に大集合。

イベント会場は、富士山本宮浅間大社の参道と
神田川の間に位置する、神田川ふれあい広場。
川のせせらぎがすぐ近くに感じられ、
水遊びを楽しむ親子連れでにぎわう場所です。

イベントではお茶、和菓子、ニジマス、富士金華豚など
富士宮の水や食材を使う店を中心に、約10軒が出店。
グルメブースのほかにも、2トン給水車による水道水の試飲、
ニジマスのつかみ取り、ゴムボートで神田川の川下りなど
水にちなんだアトラクションがいっぱい。

初開催でしたが、暑い暑い夏の日差しの下、
豊かな水の恵みを楽しもうと多くの方が訪れました。


第1回富士山水まつり
2016年7月31日(日) 9:30~15:30
会場 神田川ふれあい広場(富士宮市宮町1-1)
主催 富士宮市

広場には、食のテントがぐるり。
富士宮の特産品や人気店が集まっています。


富士山特産品振興会では「蒲貞」のユニークなかまぼこを発見。
その名も「やきそばスティック」、
やきそばを具ごとかまぼこの生地に練りこんで揚げたもの。
棒状で食べやすく、くせになる味です。


北川製餡所では、富士山の湧水で仕込んだ
冷やししること冷やしあまざけを。
どちらもすっきり、さっぱりした甘さとのど越しで
夏バテ対策としても効果がありそう。


その場でクレープを焼き、さっと包んで提供しているのは藤太郎。
バナナチョコ、メロン、小倉と栗などバリエーションいろいろ。
あんみつや水まんじゅうなどの和菓子も並んでいました。


富士養鱒漁業協同組合では、大きな鉄板で作る
ニジマスのちゃんちゃん焼きが人気。
先着順に振る舞いが行われるとあって行列ができました。


行列といえば、こちらのテントにはずらりと行列。
その先にあるのは、川下りの受付。

神田川にゴムボートを浮かべて流れを下るという企画で、
なかなかできない体験なので楽しみにしていた人多数。
ここは、御神火まつりのフィナーレで
みこしをかついだ行列が川上りをする場所でもあります。


ヘルメットとライフジャケットを身につけ、
インストラクターの指示に従ってボートへ。
ふれあい広場の敷地と並行する90メートルほどの距離ですが、
乗り込んだ子どもたちも、付添いの大人も大興奮です。


もうひとつの人気企画は、ニジマスつかみ取り。
広場内の池にニジマスを放し、小学生以下の子どもを対象に行われました。
追う子どもと、逃げるニジマス。


捕まえたニジマスを富士養鱒漁業協同組合の方にさばいてもらい、串焼きにして味わってもらいました。


富士宮市水道部の展示コーナーでは2トン給水車がお目見え。
蛇口をひねれば水道水が飲め、災害時に頼りになる存在です。
実際、2016年4月に発生した熊本地震では支援活動を実施。
富士宮から熊本に向けて富士宮市職員が給水車で出発し、
到着と同時に給水を行いました。
防災の意識が高まるなか、さらなる活躍が期待されます。


水にまつわる企画としては、水生生物の調査教室も。
湧水の流れる神田川、芝川で採取した小さな生き物の観察は、
夏の自由研究の題材としてもぴったりだったかな?


広場内の水路は子どもたちの格好の遊び場。
裸足になって思い思いに遊んでいます。

ばしゃばしゃと楽しいこの流れも、ボートで下る神田川も、
ニジマスを育てるのも甘酒を作るのも、
元をたどればすべて富士山の湧水があるからこそ。
身近にたっぷりの水があることの豊かさに気づき、感謝するきっかけの場として、
今後、富士山水まつりが市民に根づいていけばいいなと思います。

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