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2017年02月27日

上野の里の酒蔵巡り、その1。銘酒に酔い、酒かす詰め放題に燃える「富士正酒造」へ

富士山の伏流水に恵まれた富士宮市。市内の酒蔵では年明けから3月にかけて順に蔵開きが行われ、早春の風物詩となっている。そのうちのふたつ、「富士正酒造」と「牧野酒造」は、同じ上野地区にあることから合同酒蔵巡りを開催。例年、呑み助には待ちきれないイベントとなっている。 今年も大勢でにぎわった、2017年蔵開きの様子をお伝えします。

「富士正」と「牧野」、2つの酒蔵がコラボした。地図を片手にまずは1軒目へ。

富士正酒造の創業は1866(慶応2)年。富士宮市の上野地区に蔵を構えた。
2011(平成23)年、朝霧高原にある「あさぎりフードパーク」に本社を移転し、
新しい蔵での酒造りが始まっている。

◆第8回上野の里まつり 酒蔵巡り2017(2月5日開催)
富士正酒造合資会社
TEL 0544-52-0313

蔵開きのイベントは、朝霧ではなく上野にある蔵が会場だ。
JR富士宮駅からバスに乗り込み、最寄りのバス停で下車すると、


降りた足元のアスファルトに、蔵までの地図が置かれていた。
なんだか宝探しの冒険のようなワクワク感。
と言っても目の前には蔵を目指す人の列。
地図を見なくとも、これなら道に迷う心配はなさそう。


蔵に近づいてみると、敷物を広げて宴会モードの先客が多数。
さすが、地元のみなさんは慣れていらっしゃる。


会場入り口に掲げられた案内図が、これまた宝探し的。
フードメニューは、もつ煮、からあげ、ねりものなどのツマミ系から
やきそば、パン、ミルクたっぷりのシチューまで。


全体をぐるっと回ったあと、いそいそと試飲コーナーへ。
喉ごしすっきりの「辛口げんこつ」、
フレッシュ感のある「しぼりたて生酒」
富士正酒造の人気銘柄が無料で振る舞われる。


筆者は、なくなり次第終了だよ!の声に誘われて
たる酒を(たる酒も)いただきました。
新春のお祝いムードがあって、いいものですね。


2月の冷たい空気の中では、湯気の立つ甘酒がうれしい。
やさしい甘さとあたたかさがしみる。
この甘酒が非常においしくて、家でも作ってみたいと思い
「今日ここで酒かすの販売はしていますか」とたずねたところ、

「パックで販売しています。あと、詰め放題もやっていますよ」との答え。
詰め放題!? それは行ってみなければ。
案内されたテントの中をのぞいてみると、


想像を超える酒かすの量!
想像を超える熱気!
そして、想像を超える詰め込みっぷり!
これは、見ているだけでワクワクしてしまう試みだ~。


自分にはこんな詰め込みの最前線で戦える勇気がない、という人も大丈夫。
ちゃんとパック売りがあるので安心して。
こちらは静かに落ち着いて購入可能である。
左にあるのは蔵元自家製の奈良漬。
ほか、純米酒を使ったハンドクリームや化粧水など、
富士正オリジナルのアレンジ商品が多いのも特徴的だった。

イベントのにぎわい感とおいしいお酒で楽しい気分になりつつ、
そろそろ富士正酒造を後にする。
続いて向かうは、酒蔵巡りのもう1軒、「牧野酒造」。

◆第8回上野の里まつり 酒蔵巡り2017(2月5日開催)
富士正酒造合資会社
TEL 0544-52-0313

関連URL

http://www.fujimasa-sake.com/index.html

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