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2017年02月28日

竹灯篭のキャンドルナイト、背景には白銀から薄紅色に変化していく富士山があった。【 富士山白糸・平成棚田 竹灯篭祭り 】

「白糸の滝」の近く。富士宮市原という地域に「棚田」があることを知っているだろうか? 「平成棚田」と呼ばれるこの「棚田」は、西伊豆松崎町の「石部の棚田」など山間の狭く複雑な傾斜地にあるものと違い、区画・整備され段差のついた水田タイプになる。この棚田エリアを利用して、今回が初めてとなる「竹灯篭祭り」を開催した。点火時間になると、昼間かかっていた雲がとれ、それはキレイな富士山も姿を見せたぞ。

広々した田園に、3776本の竹灯篭。地域の思い、集まった労力の大きさを感じる。

イベントは昼と夕方の二部に大きく分かれ、
富士山の標高にちなんだ3776本の竹灯篭の点火、
地場産品の販売や歌謡ショーなどを行なった。

【 富士山白糸・平成棚田 竹灯篭祭り 】
2月25日開催(2017年)・10~20時・見学無料

白糸こしひかり、水かけ菜漬け、地酒販売、
お汁粉、富士宮やきそばなどを販売。開催にあたって
ネットでのクラウドファンド系募金も行っている。

駐車場になったのは会場の棚田エリアから
徒歩25分程かかる「白糸自然公園」(農業学園跡)。


手作りの竹灯篭は最近多いLEDではなく、ロウソクの炎。
風など天候による不安があるけど、ナチュラルなぶん幻想的。


ベストタイムは日没後20分~30分くらいか。
あぜ道や道路脇に3776本の竹灯篭を並べた。
予備をふくめて作った竹灯篭は5000本近かったそう。


竹灯篭数が多くライターの着火が大変。ネットなどでボランティア
を募集。約200人の応募があり遠くは広島から参加という。


竹灯篭作りで出た端材を活用。
点火役に配られた参加記念のホルダー。


17:40頃、仕掛け花火とともに、竹灯篭に点火スタート。
5分程の仕掛け花火には富士山や白糸の滝が現れた。


所定の位置について点火の合図を待つボランティアの面々。
16時頃から待機し、1時間以上待ってました。ご苦労様です。


夕方17時からの点火式典(第二部の開会式)は
富士宮市・須藤市長の挨拶など。植樹式も行われた。


田に集う人々。日没後は急激に寒くなる。「平成棚田」(仮称)
は「ノルディックウオーキング」コースにも含まれるエリア。


昼間の部は、のんびり、まったりムード。ほほえましい
子供たちのダンス、歌謡ショーなどを見ながら。


白糸産の「白糸こしひかり(精米)」やモチ米、水かけ菜を販売。


たくさんの裏方さんが踏ん張って、無事に運ぶ。
インフォや進行の配慮、マナーの悪い車の乗り入れ対策ほか
検討課題も見つかったはず。次回に期待がふくらむね。

駐車場の「白糸自然公園」 は「農業学園(静岡県立高等農業学園)」の跡地。
市民にも認知度が低いようなので、この機に覚えてほしい。

< 富士山白糸・平成棚田 竹灯篭祭り >
ふじのくに美しい品格のある邑「白糸の里」(原営農作業受委託組合)
新日本歩く道紀行100選認定・静岡県景観賞優秀賞・
富士宮市景観賞最優秀賞受賞・静岡県富士山の日記念の関連企画。

ふじのくに美しい品格のある邑 「白糸の里」

http://www.fujinokuni-mura.net/shiraito/

公社)富士宮市観光協会

http://fujinomiya.gr.jp

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