【 クイズ・富士宮やさい 】 さて、コレはどんなものを栽培しているところでしょうか?
全国各地からの梅便り、桜便りが気になるこの頃。富士宮では「狩宿の下馬桜」の開花が心待ち。ただ春先はボ~としがち。なんか眠いし、花粉も飛ぶし。ここは一つ「クイズ」で頭をシャッキっとしてもらいましょう。農産物、農産加工品、畜産品、乳製品、酒蔵など、富士宮には「美味しいもの」が多種多彩、驚くほど豊富にあるけど。いつも食べているのに、実はちゃんと知らないモノも少なくない。このクイズ・シリーズで学んでくれると、もっと富士宮を好きになるはずだ。
【 ヒントです 】 清らかで豊かな富士山の湧き水に深く関係。冬に栽培する、白糸の伝統野菜。
はたして答えは 、、、
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「春を呼ぶ菜」という名もある 、、、
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正解は、、、【 白糸の水かけ菜 】 !!!
分かりましたか!?
「白糸の水かけ菜」は、白糸の滝からほど近い「平成棚田」
の一部を使って、冬だけ栽培している清浄野菜。
2月末頃に花が咲き出したら終わり、
開花とともにエグミが増すんだそう。
いかがでしたか。知らなかった人は、
この機会に「白糸水かけ菜」を覚えてね。
たまたまでも売っているのを見かけたら、
ラッキーだと思って買ってみてくださいね。
白糸水かけ菜(250g入) ¥350(製造者直売価格)
イチバン美味しい「花茎(かけい)」を低塩で漬ける。
2月中旬位から出荷・販売が始まる。栽培量が少ないため必然的
に限定数、売り切れ御免。見かけたときに迷わずゲットしたい。
稲作の終わった休田で栽培。10月に種まき、2月に収穫、3月終了。
病気対策から同じ田んぼは使わず毎年変えるんだそう。
富士宮の中でも限られた白糸地域のみで栽培している。
富士山の豊富な湧水を活用、常に「かけ流し」状態にする。
湧き水のため水温が氷点下にならず凍らない、
外気との温度差が保温効果も生みだしている。
許可を得て摘んでみました。そのまま少しだけかじってみると、
白菜に似たシャキシャキ感、清流のようなスッキリした甘み。
激寒の中で身がしまる清浄野菜。冬は害虫のつく心配がなく
無農薬で育てられるそう。ちなみに「水菜」は別の野菜です。
取材時はほぼ収穫が終わったころ。水かけ菜を
「白糸水かけ菜部会」から特別に分けてもらいまいした。
富士宮では主に漬物に加工して販売するため、
生鮮野菜ではほぼ出回りません。
ビタミンC、カルシウムが豊富、ホウレン草の約倍あるそう。
関係者から言われた通り、いわゆる「お浸し」にしました。
さっと茹がく程度、薄味の汁につけました。
調理したものは商品説明に書かれている部位。
「花茎(かけい)」がよく分かりませんでしたが、葉よりクキの方が
歯応えがよく、淡い甘みを感じる。基本的にみずみずしい食感。
「JA富士宮白糸支店の加工所」で塩漬けにして出荷する。
原材料は富士宮産の水かけ菜と食塩のみ。
製造:「白糸水かけ菜部会」(TEL 0544-54-2400 原1886)
購入:JA富士宮白糸支店、JA富士宮ファーマーズマーケット・う宮~な、
市内各所で販売。例年、2月中旬に並び始める、季節限定の味。