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2017年03月21日

今年もやりました。【 農業者研修大会 】 農業関係者、農作に興味のある方が年代を越えて集う。

さすが農業が盛んな我がマチ・富士宮。先着100名のところに約140名が参加。ベテラン農家さんから、借用農地で野菜をつくる方、高校生まで。さまざまな年齢や経歴の人たちが一堂に会し研修・講演を受けました。「ペーハー値データで調整・管理する畑(土壌)」「落花生の品種による育成の違い」など、普段の生活では聞けない話ばかりでした。

農業者ってクリエイターなんですね!? 「産学連携」チャレンジは将来の可能性。

< 農業者研修大会(平成28年度) >

主催:富士宮農業振興推進協議会
共催:富士宮フードバレー推進協議会
会場:富士宮市役所・7階 「特大会議室」
日時:3月12日 [2017年] 開催 (13:30~16:30)

高校生と大学生による[研究・意見](富岳館高等学校、東京農業大学)
基調講演:富士宮農業協同組合(JA富士宮)
[特別講演]:千葉県農林総合研究センター・落花生研究室


富士宮農業振興推進協議会の会長、
須藤富士宮市長による大会の開会挨拶。


学生たちの研究・意見発表。トップバッターは
県立富岳館高等学校の伊藤侑馬さん。
「捨てられた土地」を主題に思いを語る。


二番手は、県立富岳館高等学校の「ヤーコン研究班」。題目は
「ヤーコンを世界に」(キク科、根が食用される植物)。


会場の一角には「ヤーコン研究班」の成果を展示した
パネルコーナーを設置。AOHチップなどを来場者に紹介。


三番目の学生発表は県立富岳館高等学校「特産物研究班」。
題目は「商品開発で眠った宝を呼び起こせ」、富士宮の
農産物、資源の活かし方やブランド化の価値を発表した。


学生発表の最後は、東京農業大学・国際食料情報学部の玉木志穂さん。
テーマは「富士宮市民の乳製品に対する利用行動と意識」。
地場産牛乳の需要や可能性を市場データを交えて発表。女性の方が
生産地に興味が強く、購入金額に意識の違いが出るんだそう。


休憩をはさんで基調公演。最初は富士宮農業協同組合:
JA富士宮(生活指導課)の広瀬南斗さん。
「野菜の定植準備と管理方法~土作り・トマト・ナス」
などを解説。参加者からの質問にも親身に応えてました。


基調公演ふたり目もJA富士宮(青壮年部・富士根支部)鈴木伸明さん。
温故知新の精神を切り口に、茶業を営む自宅に就農した自身を語る。


とても熱心に資料等に目を通していた参加者。特に関心が高いのか、
落花生の栽培についての講演に聞き入ってました。


ラストは千葉県農林総合研究センター・落花生研究室の桑田主税さん。
題目は「千葉県における落花生生産の現状と栽培管理のポイント」。
落花生は品種で「煎り」「茹で」用の適正があるんだそう。
「生の落花生」が出まわる富士宮の凄さも分かりました。


大粒の落花生「おおまさり」の種を、大会記念として来場者にプレゼント。
「おおまさり」は栽培が大変で、未成熟になりやすい品種。
茹でが美味しいという。それならば富士宮っ子が大好きな
「しなすの茹で落花生」向きなのかも? と思いました。

知識や経験値を培かって、自然環境に挑む。
農業って「クリエイション(創造)」なんだと感じました。
人生の楽しみ方でもある、面白くて、やめられない。


* * * * * * * * * * * *
閉演後、会場出口で「ヤーコンのアンケート」
「農業者研修大会アンケート」を回収。
大会の進行や補助を市役所・農政課が行いました。

<富士宮市農業振興推進協議会>
事務局・富士宮市役所農政課 (TEL 0544-22-1148)

関連URL

富士宮フードバレー推進協議会

富士宮市役所(4階)農政課

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