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2020年08月31日

行政特区に認定された富士山北山ワイン。私たちはそれを希望という。【富士宮市果実酒リキュール特区】

富士宮市は令和元年(平成31年)3月に構造改革特別区域計画法の規定に基づき、国から「富士宮市果実酒リキュール特区」に認定されたというニュースがアナウンスされ興味をいだいた方も多いと思います。ここでは市内で最初に特区の指定を受けた「富士山北山ワイン」をご紹介します。富士宮市の北山にある「富士山北山ワイン」は現在約50アールの農地に1500本の葡萄の木を植え栽培しています。この富士山北山ワイナリーは単に富士宮市でワイン造りをしているのではなく。日本固有品種のワイン用葡萄を自社畑で栽培すること、栽培したワイン用葡萄だけで仕込んだワインを造ることなど。他にない姿勢と情熱で真の”日本ワイン”の製造に挑んでいます。ぜひとも注目してください。

日本固有品種のワイン用葡萄「富士の夢」「北天の雫」を自社畑で栽培してます。

富士山北山ワインは「世界一小さなワイナリー」と比喩されることもある富士山北山ワイナリー(生産事業所)と、自社畑の富士山北山ヴィンヤード(葡萄農場)を同エリア内に有しています。

富士山北山ワインHP

富士宮北山ワインは2013年、この北山の大地にワイン葡萄を植えたところから始まりました。現住所は北山3807(ワイン醸造所)です。(*HPの住所表示はヴィンヤードのある北山4129)

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葡萄農場の「富士山北山ヴィンヤード」。除草剤や化学肥料を一切使わず土地改良のためのクローバーや雑草も元気よく生え緑がとても多い印象です。

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志村葡萄研究所の志村代表が考案した「レインカット栽培法」や「グレープガード栽培法」を採用。品質の良い葡萄が収穫できます。

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富士の夢(赤ワイン葡萄・日本固有品種)。メルローと山葡萄の交配。ワイン専用ヴィニフェラ種系統。

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北天の雫(白ワイン葡萄・日本固有品種)。リースリングと山葡萄の交配。ワイン専用ヴィニフェラ種系統。

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赤ワイン「富士の夢」は豊かな果実味と酸味とタンニンが絶妙に調和。白ワイン「北天の雫」は繊細でエレガント、フレッシュな果実味とキレのある酸。

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2019年の白ワイン「きれいな」はライトボディ。ドライでミネラリィ、カジュアルに飲めるタイプです。

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伺ったこの日、東京農大1年生、富士宮市出身の石川歩佳さんが農業体験に来てました。彼女はコロナでオンライン講義が続くため自ら門戸を叩いたそうです。

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富士宮市と東京農大の関係は深く。例えば東農大・食と農の博物館で催す 「富士宮フードバレーショップ」は
10年以上活動を続け、富士宮の特産品などを販売してます。

関連記事<東農大:富士宮フードバレーショップの様子>

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「富士山北山ワイン」の石川弘幸代表。
「ワインは農産品でありワイン造りは葡萄作りです。日本の風土に合うワイン葡萄をこの富士宮市北山の地で育て、国際的に知ってもらえる日本ワインを造りだすのが目標です。また若い人たちが少しでも興味を持ち引き継いでくれる産業になるよう努めています」

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こちらでワインの購入や商品の説明が受けられます(富士山北山ワイナリー)。

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葡萄畑の中にあるワイナリー、ここでワイン葡萄が酵母の力だけを借りてワインになります。

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令和2年「みやげにして宮名物コンぺ」で富士の夢ワインは市長賞を受賞。

「富士宮市果実酒リキュール特区」について

新しい農業者の発掘や支援などに役立つものです。富士宮市が特産物として指定した富士宮産農産物(梅、ブルーベリー、柚、キウイフルーツ、イチジク、柿、葡萄)を原料とした果実酒。またはリキュールの製造において酒類の製造免許要件のうち年間の最低製造数量基準(6キロリットル)が、果実酒は2キロリットル、リキュールは1キロリットルに引き下げられます。これにより少量生産者も酒類製造免許を受けることが可能です(税務署の検査と調査の対象になります)。
「富士宮市果実酒リキュール特区」についてお気軽にご相談ください。お問合せ先は富士宮市役所
4階/農業政策課

関連URL

富士宮市役所(4階)農業政策課・ 食のまち推進室

東農大:富士宮フードバレーショップ開催予定ご案内

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