1. ホーム
  2. コラム
  3. 富士宮市麓で「鹿肉を味わいながら鹿革製品作成」ワークショップを開講しました。【全日本鹿協会】
2020年09月15日

富士宮市麓で「鹿肉を味わいながら鹿革製品作成」ワークショップを開講しました。【全日本鹿協会】

多くの人が「全日本鹿協会」という団体のことをあまり知らないと思います。「全日本鹿協会」は日本鹿に関わる総合的な事業に取り組み、鹿を資源として活用し地域振興などに携わっている団体です。富士宮でも鹿の被害が問題になっていますが、9月5日(土曜)に市内の麓にて「鹿の利活用」を主題にした全日本鹿協会主催のワークショップが開かれました。全日本鹿協会の小林信一副会長を中心としたメンバーたちが準備した「鹿肉プレート」と「鹿革製品作成」を事前予約した参加者が楽しく体験。子供から大人まで鹿のことを日常的に考えるキッカケになっていました。

おいしい、たのしい、今後に役にたつ。鹿肉料理を食べて、鹿革グッズで遊んで。

「鹿肉を味わいながら鹿革製品作成」 ワークショップ体験
2020年9月5日(土曜) 11〜14時
11時・12時・13時の3回開催。各回10名限定・予約制。参加費1人1000円。
●主催:全日本鹿協会  ●共催:株ふもとっぱら 、森のたね、企業組合富士宮食のひらめき会
*会場は当初予定の株ふもとっぱら 「けなし庵」から「まほろば」に変更
富士宮市の大人気キャンプ場「ふもとっぱら」に泊まっていたキャンパーや、市内のファミリーなどが参加してくれました。

(1) 鹿肉プレート  実食体験

image-41097-0

提供された「鹿肉プレート」。その内容は鹿肉バーガー、鹿肉の曽我漬ステーキ、鹿肉・放牧豚のソーセージ等がワンプレートで味わえました。コーヒー付きで1000円。

image-41097-1

野趣あふれる鹿肉の料理、おのずと豪快にかぶりついてしまうようです。

image-41097-2

富士宮名物の曽我漬に10日間ほど漬けたオスの鹿肉を焼きました。粕漬け風で食べやすいと好評。

image-41097-3

こちらの写真は曽我漬に漬けたばかりのオスの鹿肉。猪肉など他のジビエにも活かせる調理法の気がします。

増田屋本店

image-41097-4

アンケート調査に参加者に協力してもらっています。鹿と地域のあり方を啓発。

image-41097-5

地域に関わる交流や出会いの場にもなっています。

image-41097-6

静岡県立農林環境専門職大学短期大学部 生産科学科 小林信一教授
全日本鹿協会・副会長・事務局長

小林信一教授プロフィール等

(2) 鹿革製品作成 手作り体験

image-41097-7

鹿革のなめし方などについて説明をする「森のたね」の井戸代表は「全日本鹿協会」 の理事。

森のたね (富士宮市大鹿窪)

image-41097-8

鹿の革やツノを使ったブレスレットやストラップを制作。体験料1人1000円。

image-41097-9

参加者は作りたいアイテムを自分でチョイス。グループごとに分かれスタッフが優しく教えてくれました。

image-41097-10

子供たちにとってこの小さな体験が貴重な思い出になって育つことでしょう。

image-41097-11

伝統工芸で復活・継承される蹴鞠(けまり)の鹿革鞠も紹介していました。

image-41097-12

会場になった「麓の森の大きなお家〜まぼろば」(麓161-2)。平成30年3月より株ふもとっぱら所有。旧名は麓山の家。

image-41097-13

「まほろば」に入る前に参加者たちはしっかり検温とアルコール消毒。

関連URL

全日本鹿協会

株ふもとっぱら (富士宮市麓)

ジビエ有害鳥獣捕獲によるシカ肉の有効活用研究会:関連記事

富士宮市役所(4階)農業政策課・ 食のまち推進室

類似のコラム