東海道の難所であった宇津ノ谷峠に、日本初の有料トンネルとして開通。明治9(1876)年に開通したため、「明治のトンネル」と呼ばれている。赤レンガの内壁とランプがレトロな雰囲気。昭和初期に新たにトンネルが整備されたため、人通りも少なくなり、次第に水たまりができるなど荒れていたところを市で保存整備。国の登録文化財にも指定された。宇津ノ谷峠には他にも、「大正のトンネル」「昭和のトンネル」「平成のトンネル」と呼ばれる歴史的価値のあるトンネルが合わせて4つあり、すべてが交通の要所として現在もその役割を果たしている。